【レビュー】ホラーボードゲーム『ハコオンナ』の概要と感想

どうも、ふーと(@Aizawa_hutoP)です。
 

突然ですが、僕はお化け屋敷とかホラーゲームとかが苦手です。
怖いものとが苦手、というよりか驚かされるのが苦手なんですよね。

さて今回はそんな僕のようなホラーゲームが苦手な方でも楽しめる、ホラーボードゲームを紹介しようと思います。
その名も、ハコオンナ

ボードゲームの中でも1,2を争うほどインパクトのあるパッケージ(当社比)。
パッケージだけ見ても、このゲームのホラー感はよく伝わると思います。

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レクタングル(大)

ハコオンナとは

戦慄のサバイバルホラー!!
箱女の恐怖から生還せよ!

人里離れた山奥に、窓ひとつない不気味な、古びた館がある。
新たな訪問者を迎える度に姿を変えるその洋館には、
「ハコオンナ」
と呼ばれる怨霊が棲んでいるという。
箱に詰め込まれ、生きて外へ出ることのなかった少女の霊。
彼女には館に迷い込んだ人間を、1人、またひとりと、より暗くて狭いところへ引きずり込んでいく。
出口を探せ、生き延びるために。
ただし、物音を立ててはいけない。
箱女はもう、すぐそばに、いる。

Ejin研究所様から発売されている、ホラーゲームのようなドキドキを楽しめるボードゲーム。
発売から1年ほど経ちましたが、舞台化されるなど凄く人気がありますね。

ゲームとしてはプレイヤーの一人が「ハコオンナ」役、それ以外のプレイヤーが「訪問者」役となり、1対多で遊ぶ形式です。
ハコオンナ側は訪問者全員を死亡させれば勝利。
訪問者側は館からの脱出、またはハコオンナを討伐or供養させれば勝利となります。

日本製ということもあって、ボードゲームでは珍しいジャパニーズホラーが題材。
探索要素があるということで、脱出ゲームやクトゥルフTRPGっぽさもところどころに見られます。
 

「ホラーゲームや脱出ゲーム、クトゥルフTRPGが好き」
「今までにないようなボードゲームを楽しみたい」
といった方にオススメできます。
 

※追記
2017年11月頃にハコオンナ(第4版)が発売されました。
この記事で紹介されている物は第3版で、大まかなルールは一緒ですがコンポーネントに違いがあったりします。
ご了承下さい。
 

ゲームの概要

先程も述べたように、このゲームは「ハコオンナ」と「訪問者」で分かれてプレイします。
細かいルールは多いのですがゲームの流れ自体は簡単!
この記事ではゲームのおおまかな流れを書いておきます。
 

特殊なターン進行

このゲームはターン制を採用していますが、不規則に回ってきます。
各訪問者のターンを順に繰り返し、間にハコオンナのターンが割り込むという形式。

この割り込みについては『物音チップ・物音トークン』と呼ばれる物を使用し判定します。

訪問者は行動をする前に、まずこの物音チップの上に物音トークンを1つ置きます。
ここで物音トークンを崩さずに積むことができれば、訪問者は行動可能。
もし崩してしまったら、訪問者が行動する前に割り込みでハコオンナのターンとなります。

崩れそうに見えますが、これくらいでもなんとか5つ積むことは出来ます。
これに関しては慣れるまでは得意不得意がはっきり出そう。
 

この物音システムが斬新かつホラーゲームらしさがあって素晴らしいですね。
訪問者は物音を立てないように行動する、もし物音がしたらハコオンナが動いてしまう、という緊張感がよく再現されています。

実際にやってみるとわかるのですが、この物音トークンを積むのがめちゃくちゃ緊張して手が震えたりするんですよね(笑)
 

ちなみに3つ目の物音トークンを積む際は突起の付いた赤いトークンを置かなければならないのでちょっと難しかったり。 

物音トークンは最大5つまで積めて、積みきった場合は強制的にハコオンナのターンになります。
上手くいけば訪問者が5回行動したら、ハコオンナが1回行動できる、という感じですね。

訪問者のターン

訪問者のターンに出来ることは『移動』『物陰を覗き込む』『アイテムを使う』のいずれか1つ。

訪問者の目的は「脱出・討伐・供養」のいずれかを達成することでしたね。
これらを達成するためには、館内を「移動」して必要なアイテムを見つけなければなりません。

このアイテムは『物陰チップ』としてハコオンナの館内に、ランダムに散らばっています。

マップ上に目玉のイラストが書かれているのが物陰チップ(裏)です。
めくってみると、下に置いてあるようなアイテム等が手に入ったりします。

ただこのチップにはアイテムだけでなく、ハコオンナが潜んでいたりハコオンナの手記(後述)など他のものも紛れています。

裏向きになっているので、物陰を覗いてみるまで何があるのかわかりません。
このわからないという恐怖がまさにホラー。
ハコオンナの醍醐味ですね。
 

また上の3つの行動とは別に、同じ部屋にいる他の訪問者との情報共有やアイテム(チップ)の受け渡しなどが出来ます。

脱出するには

ハコオンナの館から脱出するには『秘密の脱出口』と、その脱出口に掛かっている鍵を外すための『鍵束』が必要になります。

脱出口はランダムに配置されますが、鍵束は決まった場所にある「ダイヤル式金庫」を開くことで手に入れることができます。

このダイヤル式金庫を開くためには、ハコオンナが設定した3桁の数字を当てなければなりません。

鍵番号として1〜6まであり、このうち3つをハコオンナが金庫番号としてゲーム開始前に設定します。
この3つを当てなければなりません。

ただ、ヒントとして設定した数以外の鍵番号は館内に散らばります。
散らばっている鍵番号を見つけた場合、その数は金庫番号として設定されていないという情報を得られる感じですね。
 

ハコオンナが「1」「3」「4」を金庫番号として設定する。
その場合、「2」「4」「6」はチップとして館内に配置される。

訪問者が「2」「4」「6」のチップを見つけられれば、残った数字である「1」「3」「4」が金庫番号だとわかる。

 

鍵束を手に入れた状態で秘密の脱出口にたどり着ければめでたく脱出!
訪問者の勝利となります。

討伐するには

討伐用のアイテムとして『ガソリン』『白木の杭』『錆びた鎖』の3つが館内に隠されています。
このうちの1つだけがハコオンナの弱点で、残りの2つをハコオンナに使用した場合は逆に訪問者が死んでしまいます。

ハコオンナの弱点は、金庫番号と同様にゲーム開始前にハコオンナが設定します。
弱点に設定しなかった物はチップとして館内にばらまかれる、という点も金庫番号と同様ですね。

上の3つが討伐アイテム、下の赤い×が書かれているものは討伐情報チップとなります。
 

討伐アイテムは、使用を宣言してハコオンナが潜んでいそうな物陰を選ぶことで効果が発動します。
そこにハコオンナが潜んでいて、使用した討伐アイテムが弱点だったら討伐成功!
訪問者の勝利です。

もし外してしまったら、そこにあったチップと共に討伐アイテムがゲームから取り除かれます。
脱出口とかだった場合も消えてしまうので、使用は慎重に。

供養するには

『メリーさん人形』というアイテムを所持した状態で『亡骸』を見つけることで供養成功。
脱出における鍵束=メリーさん人形、脱出口=亡骸という感じです。
メリーさん人形は鍵束と違ってランダムに配置されますので、運が良ければすぐ手に入ります。

手順としては簡単そうに見えますが、『亡骸』だけはハコオンナがゲーム開始前に任意の場所に隠すことができるため、なかなかうまく行きません。
館の奥など簡単に見つからないような場所に配置されることが多いですし、ハコオンナ側も亡骸の位置が最初からわかっているため対策がしやすいです。
 

ハコオンナのターン

ハコオンナの目的は「訪問者を死亡させること」
具体的には訪問者がハコオンナを見つけてしまうと死亡となります。

ハコオンナはアイテムが隠されているはずの場所を転々と移動し、自身を訪問者に見つけてもらうことが目的ですね。
逆かくれんぼという感じです。
 

そんなハコオンナがターンに出来ることは「哭き叫ぶ」「『チカラ』のセット/回収」、「『チカラ』の発動」「移動」です。

移動以外はハコオンナの『チカラ』というものに関連したものになるため、この『チカラ』について解説します。

ハコオンナのチカラと手記について

ハコオンナはいわゆる特殊能力(チカラ)を10個持っています。
移動に関するチカラや訪問者の行動を強制させるものなど、強力なものが多いです。

しかし、ゲーム序盤ではその全てを使用することはできません。
館内に物陰チップとして配置されている『ハコオンナの手記』を訪問者に見つけてもらうことで、徐々にそのチカラが解放されていくイメージですね。

このように、手記は訪問者が見つけてしまったら即開示して手記カード上に乗せて何が開放されたかわかるようにします。
 

ただ手記が解放されたらすぐチカラが使えるというわけではなく、ハコオンナが「哭き叫ぶ」ことでチカラを手にします。

『哭き(なき)叫ぶ』とはハコオンナのターン開始時に、ハコオンナ自身がいる部屋の場所を哭き叫ぶ(訪問者に教える)行動。
そうすることで山札になっているハコオンナのチカラを1枚引き、引いたチカラに対応する手記が解放されていればそのチカラを手に入れることができます。
 

このチカラにより、長期戦になればなるほどハコオンナがますます有利になっていくというシステム。
訪問者はできるだけ早めに目的を達成したいところです。
 
 
 
 

大まかなルールは以上。
ハコオンナがどういうゲームか、おおまかにはわかったでしょうか。

細かいルールやその他アイテムなどありますが、ゲームの流れとしてはこんな感じです。
まさにホラゲー。
 

プレイした感想

訪問者側はホラーゲーム

常にハコオンナとの恐怖と対峙することになって、凄い緊張感があります。
特に夜中、静香な場所でハコオンナをやると雰囲気があってさらにホラーっぽくなりますね。

今見ようとしている物陰にハコオンナがいるのか?
そう思っても、物陰を覗いてみないとアイテムや情報が手に入らないというジレンマもあってとても面白いです。
 

また度々ホラーゲームと言ってますが、難易度もホラーゲーム級。
10回くらいは(ハコオンナ側として)プレイしてますが、なかなか攻略されません。

それでも「もう一度!」「次はこうしてみよう」とあの手この手で挑戦する訪問者の様子が、まさにホラーゲームを攻略しようとするプレイヤーのよう。
そういったもう一度挑戦したくなる、ちょうどいい難易度ですね。
 

ゲーマーに好評です!

 

ハコオンナ側

めっちゃ楽しい!
ハコオンナ側は基本的に恐怖に怯えることがないので気持ち的にも楽ですね(笑)

最初の頃はチカラがほとんど使えないので移動ばかりになってしまいますが、ある程度チカラが使えるようになるとほんと楽しい。
「どうやって追い詰めようかな?」とか「ここに移動すれば見つけてくれるだろう」とか。
相手の思考の上を行くことが多いので、思惑通りに事が運ぶと謎のアドレナリンが出ますね。

まあ基本的にハコオンナが有利なのでこんな感じなのですが、訪問者が必要なアイテムを揃えてくるとそうもいかなくて焦ります。
これもこれで実際にハコオンナが必死になる気分を味わえて面白いですけどね。
 

まとめ

ホラーを全面に出したデザインですが、その恐怖がゲーム中でも楽しめる、とても良いボードゲームです。
ただただ怖いだけではなくゲームとしても非常に面白いものとなっていますし、訪問者・ハコオンナのプレイヤーを変えるだけでもまた違った面白さを味わえる、素晴らしいゲームです。
 

ただ細かいルールが多く、慣れるまではゲーム時間も結構かかりますので完全なボードゲーム初心者にはあまりオススメできません。
ある程度ボードゲームを触ったことのある人以上なら多くの方が楽しめるのではないでしょうか。

こんな方にオススメ

「ホラーなボードゲームがしたい」
「脱出ゲームやクトゥルフTRPGのようなボードゲームがしたい」
「相手の裏をかくゲームがしたい」

 

↓現状Amazon等の通販サイトでは正規の取扱いはありません。
ボードゲームショップ等で購入するようにしましょう。

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